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デンタルケア

正しいデンタルフロスの使い方と効果

2022年6月2日 木曜日

皆さんはデンタルフロスを正しく使えていますか?

歯ブラシだけでは歯と歯の間に汚れが残り、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。

汚れの全体の40%は歯と歯の間に残るので、デンタルフロスは毎日の歯磨きケアに必要不可欠です。

しかしデンタルフロスは知っていても使い方が分からない方や、適切に使えない方も多くいます。

正しく使えば歯の隅々まで磨けて虫歯や歯周病を予防し、歯の寿命を延ばすことに繋がるのです。

今回はデンタルフロスの正しい使い方を知って、日々のセルフケアに取り入れましょう。

 

デンタルフロスとは?

デンタルフロスは繊維が重なった糸に、汚れが絡みつく仕組みです。

使うと分かりますが歯と歯の間を清掃したデンタルフロスには、汚れが沢山付いて使用後はとてもすっきりとします。

デンタルフロスは歯間ブラシが入らない狭い隙間や、歯並びが悪い所も清掃できます。

 

デンタルフロスの効果

デンタルフロスは歯の清掃だけではなく、虫歯の発見にも役立ちます。

歯と歯の間でデンタルフロスを通した時、引っかかりが大きくて毛羽立ったり切れるなら虫歯かもしれません。

虫歯は歯が溶けて表面がボソボソになるため、デンタルフロスがよく引っかり毛羽立ちます。

実際に歯科医院でも歯と歯の間の虫歯を調べるときレントゲンの他に、デンタルフロスを使って虫歯の確認をします。

 

デンタルフロスの種類

デンタルフロスの種類

デンタルフロスは糸巻きタイプとホルダータイプの2種類あります。

 

糸巻きタイプ

指先から肘くらいの長さを出して、指に糸を巻き付けて使います。

少し技術はいりますが、慣れると使いやすくてホルダータイプより経済的です。

ワックス付きと無しとがありますが、ワックスが付いていると歯と歯の間に入りやすいためデンタルフロス初心者におすすめです。

ワックス無しはコーティングされていない分、繊維に汚れが絡みやすく汚れがよく取れます。

ワックス付きよりも汚れが取れますが、デンタルフロスが引っかかりやすいためデンタルフロスに慣れている方におすすめです。

 

ホルダータイプ

持ち手が付いているため初心者でも簡単に使えます。

糸巻きタイプのように指に巻き付けなくて良いため、操作が楽なのが特徴です。

F字型とY字型の2つの形があり、どちらも前歯や奥歯の両方に使えます。

使いにくい場合はF字型を前歯に、Y字型を奥歯に使い分けて下さい。

 

デンタルフロスの使い方

デンタルフロスは糸巻きタイプと、ホルダータイプでは使い方が異なります。

糸巻きタイプ

糸巻きタイプ

肘から指先くらいの長さを取り、両方の中指に2.3回くるくる巻きつけて人差し指と親指でデンタルフロスを挟みます。

挟んだデンタルフロスは強めに引っ張り、前後に動かしながらゆっくりと歯と歯の間に入れていきます。

デンタルフロスを入れて動かすだけでは、糸に汚れが絡みつかないため左右の歯の面にしっかりと押し当てて動かしましょう。

歯の面に押し当てたデンタルフロスは、ノコギリをギコギコと前後に動かすようなイメージで使って下さい。

 

ホルダータイプ

ホルダータイプ

鏡を見て前後にデンタルフロスを動かしながら、歯と歯の間にゆっくりと入れていきます。

デンタルフロスが入ったら左右の歯の面に押し当て、動かしながら汚れを取ります。

 

デンタルフロスの注意点

デンタルフロスは勢いよく入れると、歯茎に刺さり傷をつけるためゆっくり焦らず使って下さい。

特にホルダータイプは持ち手がある分、力が入れやすく勢いよく歯と歯の間に入るため注意が必要です。

歯肉炎や歯周病で歯茎に炎症がある場合は、デンタルフロスを入れると出血しやすく痛みもあります。

歯科医院でクリーニングしてもらい、毎日の歯磨きとデンタルフロスを頑張れば歯茎は回復します。

デンタルフロスを毎日使えば、歯茎の出血の有無を知ることができ健康状態の把握にもなります。

使用する度に毎回デンタルフロスがひっかかり、ボソボソになって切れてしまう場合は、歯と歯の間に虫歯があるか詰め物や被せ物が合っていない可能性があります。

 

デンタルフロスはいつ使う

毎食後にデンタルフロスを使うのが1番よいのですが、実際は時間が取れなくてなかなか難しいでしょう。

1日の終わりの寝る前には、時間をかけてゆっくりと歯を磨き仕上げにデンタルフロスを使って下さい。

寝ている間は唾液の量が減り、虫歯や歯周病になりやすい環境になります。

デンタルフロスを使って夜はしっかりとプラークを落とすことが、歯の健康を守ります。

 

正しいデンタルフロスの使い方と効果についてのまとめ

歯磨きだけでは歯と歯の間の汚れが取れないため、デンタルフロスは必要不可欠です。

歯と歯の間は汚れが溜まりやすく取れにくいため、虫歯や歯周病になりやすい場所です。

デンタルフロスを使うことは歯と歯の間を清掃する他、虫歯の早期発見もでき歯の健康維持には欠かせません。

是非、毎日使う習慣を身につけて下さい。

つじファミリー歯科でもデンタルフロスの使い方について教えています。

是非お子様連れでのご来院をお待ちしております。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

知っておきたい ハミガキのいろは

2022年5月26日 木曜日

歯が健康な人は全身健康な方が多く、実際のデータでは日々の病院代が安く済んでいると報告されています。

歯科医院で定期検診を受けていれば、病気の早期発見・早期治療になり治療費も安く簡単に終われるのです。

歯科医院では定期検診でPMTCという、歯科医師か歯科衛生士のプロによる専門的なクリーニングをして歯ブラシでは取り切れない汚れや細菌を取り除いてもらいます。

PMTCをすると歯がツルツルになり細菌の数も減るため、汚れが付きにくくなり自宅でのセルフケアが楽になります。

次回の定期検診までは自らの歯磨きを頑張ってもらい、虫歯や歯周病をセルフケアで予防してもらいます。

今回はセルフケアである歯磨きの大切さをお伝えします。

 

歯磨きはなぜ必要

歯磨きはなぜ必要

歯磨きは虫歯や歯周病から歯を守る大切な役割です。

もし歯を磨かなければどうなるでしょうか?

 

  • 細菌が沢山増えて不衛生になり病気になる
  • 見た目にも不潔で口臭がする
  • 虫歯や歯周病の痛みが常にある
  • 歯を早くに失う
  • 歯が悪くてご飯が食べられない

 

このように歯磨きをしないとさまざまなリスクがあり、全身が不健康な状態になります。

お口と体の健康のために、歯磨きは必要不可欠なのです。

 

プラークはうがいで取れない

市販のうがい薬で「歯垢が落ちる」と書いてあるものもありますが、プラークはうがいでは取れません。

プラークは食べかすが細菌によって分解されたもので、ネバネバして糊のように歯にくっついています。

更に細菌は集まり細菌層になり、歯の表面にはバイオフィルムという膜で覆われ細菌を守ります。

プラークは頑固にくっついているので、歯ブラシで何度もこすってやっと取れるのです。

 

歯を磨くタイミング

歯を磨く回数ですが理想は、起床後・朝食後・昼食後・寝る前(夕食後でも良い)です。

その他に間食の度に磨けると完璧です。

朝起きて直ぐ磨いて欲しい理由は、寝ている間に唾液の量が減り細菌が増えます。

この状態で朝食を食べると、沢山の細菌を体内に入れてしまい体に悪いからです。

その他に歯を磨くベストなタイミングは、食後直ぐに磨くのがおすすめです。

一時期、食後すぐの歯ブラシは良くないという報道があり、多くの患者さんから質問されることが多かったですが、

すぐの歯ブラシをおすすめしないケースは、レモンやグレープフルーツ、酢の物などかなり酸性の強い食べ物を食べた後に限られます。

普段の食事、間食ですと食後すぐに歯ブラシをしてもかまわないです。

食べかすの状態だと汚れが簡単に取れますが、細菌によって食べかすが分解されたプラークになると丁寧に歯磨きしないと取れません。

またプラークが歯に付着している時間が長ければ長いほど虫歯に進行するため、「プラークを作らせない・プラークを残さない」ことが大切です。

毎食後磨けば虫歯や歯周病になるリスクもかなり減り、口臭予防にもなります。

しかし実際は歯磨きの時間を取るのは難しいため、夜だけでもじっくりと時間をかけて磨きましょう。

 

夜の歯磨きが大切

就寝すると唾液の量が急激に減り、お口の中が虫歯になりやすい環境になるのです。

唾液にはとても大切な役割があります。

食事をする度に、お口の中が酸性になり歯が溶けやすくなるのを中和してくれて殺菌効果や歯から溶け出したミネラルを歯に戻してくれます。

食事の度に唾液は歯を守ってくれていますが、寝てからは唾液量が少ないので細菌の活動も活発になり磨き残しがあると虫歯になりやすい状態になるのです。

夜は1日の中でも1番、丁寧に時間をかけて歯を磨きましょう。

 

ハブラシ選びの3つのポイント

ハブラシも色んな種類が売っていて、変わった形やデザインもあります。

人によって使いやすさが違いますが、一般的に磨きやすいハブラシの特徴を説明します。

 

1.ストレートタイプ

毛も持ち手も真っ直ぐなストレートタイプが使いやすくておすすめです。

握りやすくてコントールもしやすく、1番使いやすい形です。

 

2.毛質は普通か柔らかめ

硬い毛で歯磨きをすると毛にしなりがないため、歯の溝や隙間に毛先が入りにくく磨けていないことが多いのです。

硬い毛だと歯や歯茎に傷がついて、痛みや知覚過敏の原因にもなります。

 

3.コンパクトヘッド

ヘッドの部分が大きいと、大雑把に磨いてしまい隅々まで磨けません。

特に奥歯に歯ブラシが届きにくく、磨き残しが増えてしまいます。

 

目安は前歯2本分より大きい物は使わないで、コンパクトな歯ブラシを選びましょう。

 

歯の健康は若さの秘訣

「食事が美味しい・食事が楽しい・なんでも食べられる」ことは健康で若さの秘訣です。

歯が健康だと良く噛めて消化器に負担がかからなく、なんでもバランスよく食べられて体が元気でいられます。

歯にコンプレックスが無いと、自然と歯を見せて笑顔でいられるので心も元気です。

早くに歯を失った人は食べる楽しみが減り、体も心も元気がなくて老いるのが早くなります。

もちろん歯が悪いままだと見た目にも印象が悪いく、入れ歯になると一気に老けた気持ちにもなります。

歯が健康な人は見た目にはもちろんですが、体が元気で若々しくいられるのです。

 

ハミガキのいろはについてのまとめ

歯磨きは虫歯や歯周病を予防して、病気から歯や体を守る大切な役割です。

歯を失うと体のあちこちに不調が出て、病院へ行く回数が増えるだけなのです。

自宅で行う歯磨きはとても大切ですが、自分では取り切れない汚れが付くので定期検診は必ず行きましょう。

つじファミリー歯科ではお子様の定期健診や、お子様連れの保護者様の定期健診も承っております。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

定期検診で歯の隅々までキレイにしてもらい、歯磨き指導をしてもらえばセルフケアで歯を守ることができます。

患者様の多くは歯を失ってから歯の大切さに気付き、入れ歯になってからとても後悔されています。

日々のセルフケアを大切にして、歯の寿命を延ばし心も体も健康でいつまでも若々しくいましょう。

 

正しいハブラシの使い方

2022年5月12日 木曜日

歯科医院で歯磨き指導を受けたことがありますか?

正しいハブラシの使い方をマスターしている方は少なくて、ほとんどの方が自己流の磨き方です。

自己流だと磨き癖があり多くのプラークが残ってしまい、時間をかけて磨いても虫歯や歯周病になりやすく治療のために歯科医院へ頻繁に通うことになり余計な時間とお金がかかってしまいます。

ハブラシを正しく使えば、虫歯や歯周病になるリスクが減り歯の健康寿命を延ばせます。

今回はハブラシの正しい使い方をマスターして、虫歯や歯周病から歯を守りましょう。

ハブラシの持ち方

正しいハブラシの使い方

ハブラシの持ち方はペングリップ法と、パームグリップ法の2種類あります。

おすすめはペングリップ法で鉛筆と同じ持ち方をします。

軽い力で細かく動かせるため歯の隅々までキレイに磨けます。

パームグリップ法は歯ブラシの柄の部分をぎゅっと握るので、磨いているときに余分な力が入りゴシゴシと大雑把に磨いてしまう欠点があるのです。

磨くときはペングリップ法を使って欲しいのですが、手が不自由な方や不器用な方はパームグリップ法が楽に磨けると思います。

 

磨いて欲しい3つの場所

プラークが付きやすく虫歯になりやすい場所を知っておくだけで、効率よく歯が磨けて虫歯リスクを減らせます。

虫歯の好発部位は3か所あるので下記で説明します。

 

1.噛み合わせの溝

奥歯の噛み合わせの溝ですが、思ったよりも深く複雑な形をしています。

ブラシを大きく動かすとプラークが除去できないため、細かく微振動で動かして毛先を溝に入り込ませてプラークを落とします。

特に利き手側の奥歯は磨き残しが多い場所なので、意識して磨きましょう。

 

2.歯の根元

前歯も奥歯も歯の根元は、プラークが残りやすい場所です。

ハブラシを歯の面に直角に当ててプラークを取り除いた後に、歯の根元に斜め45度の角度で当てて優しく磨きましょう。

歯の根元にプラークがあると、歯周ポケットに入り込み歯肉炎からやがて歯周病に変わります。

歯茎ケアにも歯の根元を磨くのはとても大切です。

歯の根元は力を入れると削れやすく、知覚過敏の原因になるため優しく磨くのがポイントです。

 

3.歯と歯の間

ハブラシを微振動で動かすと、歯と歯の間に毛先が入り隙間も磨けます。

また歯ブラシの角の部分を歯の隙間に入れるように、角度を変えると磨き残しがさらに減ります。

注意して欲しいのはハブラシだけでは完ぺきに歯と歯の隙間は磨けず、磨き残しが全体の40%にもなってしまうのです。

歯と歯の間はハブラシの他に、デンタルフロスや歯間ブラシを使って磨いて下さい。

 

歯を磨くときは順番を決めて

適当にあちらこちらの歯を磨くと、必ずどこかにハブラシが触れていない歯があります。

1本1本忘れること無く丁寧に磨くには、順番を決めて磨くのがポイントです。

上下左右どこからでもよいので奥歯からスタートして、歯の表側・噛み合わせの溝・歯の裏側と磨き残しがないように順番に磨きましょう。

順番を決めないと磨き癖で毎回ハブラシが当たっていない場所や、無意識のうちに得意な場所ばかり磨いてしまいます。

 

ハブラシの力加減

力を入れてゴシゴシ磨くと、ハブラシの毛先が開いて折れ曲がります。

この状態で磨いてもハブラシの毛先でプラークを除去できず、歯や歯茎に傷をつけるだけです。

適正な力加減はハブラシの毛先が曲がらなく開かない程度で、爪の先に毛先を押し当てたら爪が白くなるくらいの力です。

ハブラシの交換は1カ月に1度が目安ですが、力が強いと1週間くらいで歯ブラシの毛先が開いてしまいます。

適切な力加減で磨けば歯もキレイになり、歯ブラシも長く使えます。

最近販売されている歯ブラシの中には、磨きすぎや力が入りすぎないよう工夫されたものがあります。参考にしてみてください。

 

歯石が付くのは下の前歯

 

舌の裏には舌下線といって唾液の出口があり、下の前歯の裏側に唾液が多く当たります。

プラークが残っていると唾液中のカルシウムと結合して、24時間くらいで固まり始め歯石になります。

前歯の裏側は1番歯石になりやすいため、磨くときは歯ブラシを縦に入れて歯の根元までしっかりと届くように
磨いて下さい。

 

鏡を見て磨く

正しい磨き方が分かっていても実際に磨くと、ハブラシが歯に適正に当たっていないことがほとんどです。

ハブラシの毛が磨きたいところに、ピンポイントで当てるのは意外に難しくて鏡が無いと磨けません。

鏡は手持ちがおすすめでハブラシを使うときは、歯の面にしっかり当たっているか・隙間に毛先が入り込んでいるか・歯の丸みに合わせて角度を変えているかなどチェックして下さい。

睡眠中は唾液が少なくて虫歯になりやすいため、夜だけでも鏡を使って時間をかけて磨くと良いでしょう。

 

正しいハブラシの使い方についてのまとめ

歯の健康を保つにはハブラシを正しく使い、定期的な検診を受けましょう。

定期検診では歯科医師や歯科衛生士による、プロフェッショナルケアが受けられ歯磨き指導も行います。

ここでは簡単に正しいハブラシの使い方を説明しましたが、歯科医院では患者さんに合わせた歯ブラシの使い方を指導してくれます。

つじファミリー歯科ではお子様への歯みがき指導も行っています。ぜひ、お子様連れでお越しください。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

プロフェッショナルケアとセルフケアの両方を兼ね備えて、虫歯や歯周病から歯を予防していつまでも健康でいましょう。

 

歯周病と糖尿病の関係

2022年5月5日 木曜日

歯周病も糖尿病もよく耳にする病名で、現代病として罹患している方も多くいます。

歯周病は歯茎に炎症が起きる病気で、糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気です。

「歯周病と糖尿病は無関係じゃないか」と思われますが、2つは関係性が深いことがはっきりとわかってきました。

今回は歯周病と糖尿病がどのように関係しているか説明します。

 

歯周病とは

プラークや歯石が多く付いているため、歯茎がブヨブヨと赤く腫れて炎症がある状態です。

やがて細菌は歯周ポケット内に入り込み、歯茎の深いところまで歯石が付きます。

歯周ポケット内に入った細菌の活動は活発になり、歯を支えている歯槽骨を溶かしていくのです。

歯槽骨が溶けると歯の支えが無くなり、歯はやがて抜け落ちてしまいます。

歯周病の怖いところは重度になるまでほとんど自覚症状が無く、症状が出た頃には手遅れの場合が多いことです。

歯を失う原因の多くは虫歯よりも、圧倒的に歯周病が多いのです。

 

糖尿病とは

食事で血糖値が高くなっても、時間が経てば血糖値は下がります。

糖尿病は膵臓から出るインスリンの働きが悪く、血糖値が高い状態が続きます。

血糖値が高い状態が長く続くと血管に傷がついて失明や心臓病、腎臓病といった合併症を発症するのです。

糖尿病も歯周病と同じで、自覚症状が出にくく発見が遅れる病気の1つです。

 

2つの関係性は深い

無関係に思える歯周病と糖尿病ですが、実は深い関係があります。

 

歯周病から糖尿病へ

歯周病にかかると歯周病菌の毒素が増えて血管内へ侵入します。

血管内から毒素が全身を巡り、インスリンの働きを悪くするのです。

その結果、血液中の血糖値が下がらず糖尿病を発症し悪化させます。

 

糖尿病から歯周病へ

糖尿病で血糖値が高くなると血管がもろくなり、血の巡りが悪くなります。

やがて白血球の働きが悪くなり免疫力が低下し、歯周病に感染しやすい体になるのです。

あまり知られていませんが歯周病は感染症で、抵抗力、免疫力が落ちるとかかりやすく歯周病も悪化します。

 

歯周病は糖尿病を悪化させる

歯周病にかかり進行すると膿や毒素がたくさん出て、歯茎から簡単に出血します。

膿は白血球が戦った死骸や歯周病菌の死骸など、体に悪い毒素がたっぷり含まれます。

この毒素は歯周病に侵された歯茎から血管内に安易に入り込み、血流に乗って全身へ運び込まれるのです。

血管内に入った毒素はインスリンの働きを低下させて、血糖値が下がりにくい状態にします。

インスリンの働きが悪いと生活習慣を見直しても、血糖コントロールの改善が見られません。

 

歯周病と糖尿病は相互に悪影響をもたらす

糖尿病の方は抵抗力が低下して歯周病に感染しやすく、歯周病がある方は血糖コントロールが難しくて糖尿病になりやすく悪化させる状態です。

歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させるのです。


いくら食事制限や運動を頑張っても血糖コントロールが改善しないケースは歯周病かどうかを精査してみてください。


歯周病を治さないと、糖尿病が改善しないことがあるのです。

歯周病と糖尿病の治療

歯周病と糖尿病の治療

歯周病も糖尿病も自然に治るものではないので、病院へ行き治療することが必要です。

 

歯周病の治療

歯周病の治療は長期になり治療の変化もわかりにくいため、患者さん自身根気がいる治療になります。

治療は歯やポケットに入り込んだプラークや歯石を、何度かに分けて取り除き歯茎と歯周ポケットを回復させます。

定期的にクリーニングしながら患者様へ歯磨き指導を行い、歯茎を回復させますが変化が見られない場合は外科的処置が行われます。

歯周病治療は歯磨き指導と生活指導の両方が必要で、患者様には禁煙・食事・生活リズム・歯磨きなど協力して欲しいことがたくさんあります。

 

糖尿病の治療

運動と食事の見直しをして血糖値をコントロールします。

継続的に運動することで糖を消費でき脂肪が減ることで、インスリンが働きやすくなり血糖値を下げてくれるのです。

脂肪燃焼には有酸素運動が効果的なので、ウォーキングや軽いランニングがおすすめです。

食事は下記のことを工夫するだけで血糖値が改善されます。

 

  • バランスよく食べ野菜は多めに
  • 規則正しく食事をして夜遅くには食べない
  • よく噛んでゆっくり食べる
  • 腹8分目を目標にする

 

生活習慣の見直しをしても血糖値の改善ができなければ、飲み薬か注射の投薬治療が始まります。

 

歯周病の治療で血糖値が下がる

歯周病と糖尿病は因果関係が深いため、研究結果で歯周病の治療をすると血糖値コントロールが改善するという報告がされています。

歯医者さんで行う歯石取りと患者さんが行う歯磨きを頑張ることで、歯周病の原因を取り除くことでインスリンの働きが回復して血糖コントロールも改善します。

 

歯周病と糖尿病の関係まとめ

歯周病と糖尿病の関係まとめ

糖尿病と歯周病は深い関係があり、お互いが病気を進行させて悪化することが分かったと思います。

お口の中に多く細菌がいると、血液を介して全身へ回ったり、食事の度に体内へ取り込まれたりします。

歯の健康は体全身に繋がり、少しの不調から様々な合併症まで引き起こします。

健康診断や断歯科検診をしばらく受けていない方は、不安だったり自信がないかもしれませんが自分の健康状態を知るためにも病院を受診して下さい。

 

当院では、お子様連れでの来院も歓迎しています。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

 

文献
Lalla E et al Diabetes mellitus and periodontitis: a tale of two common interrelated diseases. Nat Rev Endocrinol 7: 738-748, 2011

Simpson TC et al Treatment of periodontal disease for glycaemic control in people with diabetes. Cochrane Database Syst Rev: CD004714, 2010

歯ぎしり・食いしばりはなぜ起こる?原因と対処法について解説

2022年4月14日 木曜日

 

朝起きたときに歯ぎしり・食いしばりのせいで、顎や歯が痛くて悩んでいる方が多くいます。

歯ぎしり・食いしばりは無意識に行ってしまうため、止めたくてもコントロールができません。

日本人の約8割が歯ぎしり・食いしばりをしていると言われ、自覚が無い方も多く知らぬ間に歯や顎にダメージを与えています。

今回は歯ぎしり・食いしばりで悩んでいる方に、正しい対処法を説明します。

 

歯ぎしり・食いしばりの症状

歯の先端が削れている

自覚症状がない歯ぎしり食いしばりは、家族に指摘され初めてわかることもあります。

「夜中の歯ぎしりがうるさくて眠れない」と家族に言われた事はありませんか?

自覚症状のない方は、鏡で歯の先端を見てください。

削れたように歯の先端が、平らになっていませんか?

歯は生えたてのときは先端がボコボコと山のような形をしていますが、歯ぎしり・食いしばりによって平らに削られます。

歯の先端が平らに削れている場合は、歯ぎしり・食いしばりをしている証拠なのです。

 

顎や歯が痛い

朝起きた時に顎や歯が痛いのは、歯ぎしり・食いしばりの症状です。

顎が痛くてひどい場合は顎関節症になり、開閉困難やカクカクと顎関節から音が鳴ります。

歯は起きた時にグッと押された感じや、歯の周辺がジワーと痛く感じます。

「歯が浮く感じ」と表現する患者様もいるのです。

 

頬っぺたの内側に線がある

頬っぺたの内側を鏡で見ると、白い線がありませんか?

これは頬粘膜圧痕と言って、食いしばりでできた痕です。

食いしばると内側の頬粘膜が盛り上がり、食いしばった歯に強く押し当てられ跡が付きます。

食いしばりに自覚が無くても、頬粘膜を見ると直ぐに歯ぎしり・食いしばりをしているかが分かります。

 

歯ぎしり・食いしばりの原因

ストレス

日頃のストレスが多いとストレス解消のために、寝ている間も歯ぎしり・食いしばりをします。

歯ぎしり・食いしばりをしてもストレスは解消されなくて、歯や顎が悪くなるだけです。

 

悪い噛み合わせ

噛み合わせが悪かったり合っていない詰め物や被せ物が入っていると、不快感から歯ぎしり・食いしばりを誘発します。

 

スポーツ

スポーツは瞬発的に力を入れるため、歯を食いしばります。

日頃のスポーツでの食いしばりが習慣化し寝ている間も、歯ぎしり・食いしばりをすることがあります。

 

飲酒と喫煙

はっきりとした原因は分かっていませんが、タバコを吸ったりアルコールを飲むと歯ぎしり・食いしばりを起こしやすくなります。

 

乳歯の生え代わり

乳歯と永久歯が生え変わる時期は不快感から、歯ぎしり・食いしばりが起きます。

小さな子供でも歯ぎしり・食いしばりをするため、驚かれる保護者もいるのです。

 

体や歯に与える影響

体や歯に与える影響

 

肩こり

歯ぎしり食いしばりをすると咬筋に力が入り、首や肩にも繋がっている筋肉のため肩こりの原因になります。

肩こりからは頭痛を引き起こすので、体全体の不調に繋がります。

 

歯が削れたり欠ける

食いしばりで奥歯にかかる力は60kgと言われていて、奥歯の上に体重60kgの人が乗っているのと同じです。

歯には直接力がかかるため、歯が削れたり欠けたりします。

神経が無い歯は血流が無いため、歯がガラスのように硬くてもろく折れることもあります。

 

知覚過敏になる

歯ぎしり・食いしばりをすると歯が揺らされ、歯の根元の結晶硬度が壊されます。

そこに歯ブラシでゴシゴシ磨くと、歯の根元が削れやすく知覚過敏になるのです。

 

骨隆起ができる

いつも歯ぎしり・食いしばりをしていると、下顎の内側や、上顎の中央辺りに骨がコブのようにボコボコしてきます。

入れ歯になると骨隆起が邪魔なので、骨を削って取ることがあります。

 

歯周病になりやすい

歯ぎしり・食いしばりで歯が揺らされるため、歯周ポケットの隙間が大きくなり汚れが入り込みやすくなります。

歯周ポケット内に歯石ができると、歯をささえている骨を溶かす歯周病になるのです。

 

歯ぎしり食いしばりの対処法

歯ぎしり食いしばりの対処法

 

質の良い睡眠

夜遅くまで仕事をしたりスマホやパソコンを見ているとリラックスできなくて、質の良い睡眠が取れません。

寝る2時間前は眠りの質を高めるため、照明を暗くしたり画面を見ることはやめてゆったりとした音楽を聞いたりとリラックスしましょう。

リラックスの方法は人それぞれで、ヨガやハーブティーを飲むのも効果的です。

 

ストレスをなくす

日常においてストレスはつきものですが、なるべく自分の好きなことをする時間を確保しストレス解消を心がけましょう。

 

噛み合わせを調整する

悪い噛み合わせを歯医者さんでチェックしてもらい、調整してもらいましょう。

1㎜でも噛み合わせが合っていないと、お口の中では大きな違和感が生まれます。

違和感や不快を感じたら早めの調整が必要です。

 

マウスピースで歯を守る

歯ぎしり・食いしばり防止装置専用のマウスピースは、就寝時に装着して歯を守ることができます。

マウスピースはプラスチックやシリコンでできているため、歯よりも柔らかく歯が削れずプラスチック、シリコンが削れてくれます。

マウスピースがクッション替わりになり、食いしばりによる顎の負担も軽減してくれます。

 

歯科矯正

歯科矯正は見た目がキレイになるのはもちろんですが、噛み合わせが正常になることが1番の目的です。

正常な噛み合わせは歯ぎしり・食いしばりを軽減してくれ、歯にかかる負担を減らします。

 

歯ぎしり・食いしばりの原因と対処法についてのまとめ

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歯ぎしり・食いしばりは寝ている間に起こるためコントロールが難しいですが、上記で説明した対処法があります。

歯にかかる力がとても強いため、歯ぎしり・食いしばりによって歯が悪くなる患者様は多くいます。

自覚が無くても歯ぎしり・食いしばりの症状に当てはまる方や、小さなお子様が歯ぎしり・食いしばりをしていることに気づいた保護者様は、1度歯医者さんに相談してみましょう。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

うがい薬・洗口液の効果と選び方

2022年4月7日 木曜日

 

口臭予防やエチケットのために洗口液を使っている方は多いと思いますが、洗口液の正しい使い方や効果を知っている人は少ないと思います。

洗口液のテレビCMでは「歯垢が落ちる」「驚くほど汚れが落ちる」などと少し大げさに宣伝しているため、洗口液を使えば虫歯や歯周病にならないイメージもあるでしょう。

「洗口液でうがいすれば歯磨きしなくても良い」と思う方も多くいると思います。

今回は多くの方が疑問に思っている、洗口液を使う意味はあるのかを説明します。

 

洗口液っていったい何?

うが薬・洗口液の効果と選び方

 

洗口液は別名オーラルリンスやマウスウォッシュとも呼ばれ、歯ブラシで歯をキレイにした後に仕上げで使います。

汚れを取るという効果は少ないですが、歯磨き後に爽快感を与えてさっぱりしてリフレッシュできます。

洗口液は殺菌作用があり、歯をコーティングして汚れを付きにくくする予防効果もあるのです。

また出かけ先で忙しくて歯磨きできないときに、手軽にお口の中をさっぱりさせて清潔にします。

注意して欲しいのは歯磨きのような効果は無いため、うがいだけで済ませてはいけません。

また殺菌作用はありますが、日本の洗口剤の殺菌成分の濃度は海外よりかなり低く、効果は限定的です。

殺菌作用は少ないと思ったほうがよいでしょう。

 

洗口液と液体歯磨きの違い

あまり見た目では似ていて分かりにくいのですが、洗口液と液体歯磨きの2種類あります。

洗口液と液体歯磨きは効果も使う用途も違い、ぱっと見た感じでは区別がつかないため注意してパッケージを見て下さい。

 

洗口液

洗口液は汚れを落とす効果はあまり期待できませんが、歯磨きの後に使うと虫歯や歯周病を予防します。

歯磨き後の補助として洗口液を使うことで予防効果を発揮します。

 

液体歯磨き

歯磨き粉の液体タイプです。

用途は歯磨き粉と同じで清掃効果があり、素早く歯の隅々まで液体歯磨きがいきわたります。

液体歯磨きをお口の中にいきわたらせた後に、いつもと同じように歯ブラシを使って磨いて下さい。

 

洗口液で汚れは取れるの?

食べた後に口の中に残った食べかすは、洗口液でうがいをすればある程度取れます。

しかし食べかすは時間が経つと細菌によって分解され、ベトベトと糊のようにくっつくプラークに変わります。

プラークはしつこくくっついているため、洗口液でうがいをしただけでは取れません。

プラークは歯ブラシの毛先がしっかり当たり、擦れることでやっと取れるのです。

洗口液では多少の食べかすが取れる程度なので、汚れ落とし目的で使用しないで下さい。

 

洗口液の正しい使い方

いつも通りしっかり歯磨きをしてから、洗口液を使って下さい。

歯磨きをしないと汚れの上から洗口液を使っているだけで効果がなく、歯に薬効成分が行きわたりません。

洗口液を使った直後に水でうがいをすることや、飲食をすると効果が落ちてしまうので30分はそのままにして下さい。

虫歯や歯周病予防のために使うならば就寝前がおすすめです。

就寝前に使うと寝ている間のケアができるのと、朝起きた時のお口の不快感が少なくなります。

洗口液は歯磨き後に使うのが1番よい方法ですが、忙しく歯が磨けないときや歯ブラシを持っていなくてお口の中をさっぱりさせたいときは歯磨きをせずに使う事もできます。

 

口臭は取れない

 

口臭は取れない

 

洗口液を使った直後はさっぱりとお口がいい匂いかもしれませんが、もともと口臭がある場合は取ることができません。

口臭はプラークや歯石が原因で、虫歯や歯周病があるときつい口臭がします。

これらの原因を歯科医院で治療して取り除かないと口臭は消えないため、洗口液を使っても一時だけさっぱりするだけで意味がありません。

食べ物による口臭もまずは歯磨きして次に洗口液を使わないと取れないので、洗口液だけでは口臭は取り除くことはできないのです。

 

洗口液の選び方

 

洗口液の選び方

 

ドラッグストアでたくさんの洗口液が売っているので、どの商品が良いのか迷う方も多いでしょう。

選び方のポイントは、ノンアルコールで刺激が少ないタイプがおすすめです。

アルコールが入っていると殺菌効果が高そうに感じますが、お口の中の潤いが奪われて乾燥します。

またアルコールが入っている洗口液は刺激が強く爽快感があるため、歯磨きをしなくても洗口液を使えば磨いた気になってしまいます。

洗口液を選ぶなら歯科医院で購入するのが1番おすすめです。

虫歯や歯周病予防に効果があり、薬効成分が高く歯を病気から予防するには効果があります。

歯科医院の洗口液も種類があり患者様やお子様に合わせられるように色々とあるので、歯科医師や歯科衛生士に相談して自分に合った洗口液を使って下さい。

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

 

うがい薬・洗口液の効果と選び方のまとめうがい薬・洗口液の効果と選び方のまとめ

洗口液について色々と説明しましたが、CMで説明しているように「洗口液でプラークが取れる」ということはないので注意して下さい。

歯磨きでしっかりとプラークを取ってから洗口液を使うことが約束で、洗口液の効果を高めることができます。

洗口液は直接汚れや口臭を取る効果はありませんが、歯を病気から守るための予防効果はあるので歯磨きとセットで使って下さい。

洗口液は汚れを落とす効果は弱いですが、歯磨き後に使えば歯を虫歯や歯周病から守ってくれるので、使う意味は十分にあります。

赤ちゃんからの歯のケア。歯の生え始めはいつ頃?その時どうすべき?

2020年1月3日 金曜日

子育て中は毎日が忙しく、赤ちゃんの成長はあっという間です。

そして嬉しい成長の証に、乳歯が生えてきます。

「乳歯はいつ頃生えるのか?」「どのようなケアが必要か?」を前もって知っておくだけで、子供の歯を守ることができます。

今回は歯の生え始めの時期と、ケアについて詳しくご説明します。

歯の生え始めはいつ頃?

赤ちゃんからの歯のケア。歯の生え始めはいつ頃?その時どうすべき?

乳歯の生え始めは、生後6か月頃からです。

順番は下の前歯が、1番先に生えてきます。

ちょこんと生えた乳歯はとってもかわいくて、歯の色は永久歯よりも白い色になります。

実はこの乳歯、妊娠9~12週目くらいに作られ始めます。

歯胚と言って、乳歯の卵が作られる時期です。

乳歯が生える順番で、歯胚も徐々にでき始めます。

この頃は赤ちゃんの体の元となる色々な器官が作られるので、お母さんはバランスの良い食事を心がけましょう。

お母さんのおなかの中にいる時から、乳歯は作られているのです。

生え始めには個人差がある

発達・発育に個人差があるように、赤ちゃんの歯の生え始めにも個人差があります。

周りの赤ちゃんの歯が生え始めたのに、「うちの子はまだ生えていない!」と心配する親御さんがいますが大丈夫です。

乳歯の生え始めは上記でご説明した通り生後6か月くらいですが、早い赤ちゃんで生後3か月で生えてくる赤ちゃんや、9か月頃から生えてくる赤ちゃんと個人差があります。

下の前歯から生えることがほとんどですが、上の前歯から生える子もいます。

こんな時は迷わず歯医者さんへ

生え始めは個人差があると書きましたが、1歳を過ぎても歯が生えてこない場合は迷わず歯医者さんへ行ってください。

次のことが考えられます。

癒合歯

癒合歯は歯が2本くっついた状態で、なかなか生えて来ないのが特徴です。
永久歯に影響するため、歯医者さんでの適切な治療が必要です。

先天性欠如

生まれつき、何処かの歯が欠損している状態です。
乳歯が欠損していると、永久歯も欠損していることが多くあります。
これはレントゲンを取ると分かることで、早めに発見することが可能です。

欠損した歯があると、発音に問題があったり見た目が気になることもあり、噛み合わせにも影響します。

ブリッジや部分入れ歯、インプラント治療、矯正治療で欠損している歯を将来的には補うことが多いです。

乳歯萌出遅延

1歳を過ぎても歯が生えない場合は、乳歯萌出遅延と呼びます。

歯が欠損しているわけではなくて、のちに遅れて生え揃います。

ただ遅れすぎると、離乳食を食べる時や発音など発達に影響することもあるので、歯医者さんの判断で治療する場合もあります。

治療法としては、歯茎を切開して骨から歯を出す「開窓(かいそう)」や、開窓した歯を専用の器具で引っ張る「開窓けん引」などがあります。

そろそろ生えるサインかも!?

乳歯が生え始めるサインは次のとおりです。

  • 歯茎がむず痒い
  • よだれが増える
  • 何かを噛みたくなる
  • 夜泣きが増える

こんな症状が出たら、そろそろ歯が生えるサインかもしれません。

この時期の赤ちゃんは歯茎がむず痒く感じて、何か噛みたくなるため口に色んな物を入れて噛むようになります。

よだれも増えて、よだれかけが必要になったり歯茎に違和感を感じ、夜泣きが増えることもあるでしょう。

歯が生え始める前にやっておくべき事!

口の中に歯ブラシが入る事の抵抗を無くすために、歯が生える前に歯固めを使って遊ばせたり、親の指にガーゼを巻いて歯茎をマッサージすることをおすすめします。

親が怖い顔をして気合が入っていると子供も怖がるので、リラックスして楽しい雰囲気で行って下さい。

歯が生えてから急に歯ブラシを始めると、ほとんどの赤ちゃんは嫌がるので歯が生える前から慣れるのがポイントです。

口の中に歯ブラシが入る抵抗感を無くして、歯磨きを早くから習慣づけましょう。

乳歯が生えたら

可能な限り、朝晩の歯磨きを忘れずに行いましょう。

機嫌が悪い時は、無理に歯磨きをしなくても良いですが、毎日嫌がるときは一度歯医者に来てみてください。

歯ブラシの選択や歯磨き粉の選び方、嫌がるお子様の歯ブラシの仕方などを説明させていただきます。

機嫌の良い時間を選んで歯磨きするのもありですね。

毎日する事なので頑張りすぎると、親も子も大変で歯磨きが嫌になります。

遊びの延長のような感じで、歯磨きができたら良いですね。

 

ぬいぐるみの歯を磨かせて歯磨きの大切さを教えたり、絵本で歯磨きの存在を教えるのも良いでしょう。

歯磨きができたらご褒美に好きなDVDを見たり、できたねシールを張るなどの工夫をして歯磨きを楽しく続ける努力をして下さい。

大切なのは習慣づけることです。

癖と言うのは、なかなか取れない物です。

是非、歯磨きを赤ちゃんからの癖にして体に覚えさせて下さい。

歯磨きを癖にしておけば、子供が自立した時も自分で歯を守れるようなります。

乳歯ケアの道具

ベビー歯ブラシ

乳歯を磨くのには次の道具があります。

  • 乳歯用歯ブラシ
  • ゴム製の歯ブラシ
  • ガーゼ
  • 使い捨て乳歯用ガーゼ

乳歯が生えてきて歯ブラシが問題無く使えるようなら良いですが、歯ブラシを嫌がるようであればゴムの歯ブラシもおすすめです。

ゴムの部分で歯や歯茎を優しくマッサージして、噛ませてあげて下さい。

歯ブラシやゴムの歯ブラシでも、嫌がるようであれば親の指にガーゼを巻き付けて、歯を優しく撫でて汚れを拭き取って下さい。

自宅にある清潔なガーゼでも良いですし、ドラッグストアに売っている使い捨ての乳歯用ガーゼでも良いです。

お出かけの時に持っていくのも、便利で良いです。

ドラッグストアに売っている使い捨てガーゼは、湿っていて凸凹しているので汚れが取れやすくキシリトール配合の物もあります。

歯医者さんデビューはいつ?

歯が生え始めたらまずは1度、歯医者さんに歯を見せに行って下さい。

フッ素塗布もできますし、汚れが付いていないか確認をして清掃もしてくれます。

また歯科衛生士に歯磨き指導などを教わって、適切な歯のケアの知識と技術を身に着けて下さい。

歯医者さんを選ぶ時は、小児歯科や小児歯科専門医がいる所がおすすめです。

子供の扱いも慣れていますし、お部屋や飾りがかわいかったり診察が終わると御褒美にプレゼントもあるところが多いです。

 

つじファミリー歯科では、お子さんが退屈しないように、アイパッドやキッズスペースを用意しています。

診察台におもちゃをもったまま来てもらうこともよくあります。

健康な歯は親からのプレゼント

歯が生え始めてからは適切なケアをして、子供が年をとっても健康な歯でいられると全身への健康につながります。

歯が健康だと良い事尽くしです。

  • 全身の健康を維持できる
  • 食べ物を何でも食べられる幸せがある
  • 笑顔がすてきである
  • 家族に歯周病と虫歯を感染させない

上記のように、子供の一生の健康につながります。

妊娠中から正しい乳歯ケアを学んで、子供の歯の健康そして体全体の健康をプレゼントしてあげましょう。

そのためにも痛みや気になるところが無くても、歯科検診には子供だけではなく家族全員が必ず行くようにしましょう。

 

つじファミリー歯科が子供連れでの歯医者通院におすすめできる理由

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